しの助の奮闘日記

専業主婦のしの助が、日常で起こる色々な事を記録に残す日記です

サイコパスな友達の彼氏

ことの始まりは今年の始め。

友達が彼氏を紹介してくれた時からかな。

遠距離恋愛をしていた為、1ヶ月おきに彼氏はこっちに遊びに来て、その度にご飯を食べに行ったりと、何だかんだ交流してきた。


初めのうちは2人ともラブラブで幸せそうだったのが、5月頃から揉め事が増え、電話で喧嘩をしそれの仲裁もした事があった。

彼氏のサイコパスは今思えばこの頃にも出ていたのかもしれない。しかし気付いたのは8月に彼女の元へ移り住んでからだった。


まず、今年の12月に彼女の元に来ると言っていたのに、10月、8月と、急に期限を縮めてきたこと。

彼氏が会社に借金をしていたのを彼女が建て替えると約束をしてから期間を縮めてきたこと。また自分の意思で移住を決めているのに、それを彼女のせいにし始めた事。


サイコパスは先の不安など気にしない。自分にとって得をすると感じ、その先に光があるのなら行動力を発揮する。


こっちに来てからは、彼女への愚痴、彼女の子供たちへの不満を毎日のように彼女にぶつけ、彼女らが悪いと植え込んでいく。しかし、彼女もいい大人。真っ直ぐな子な為、彼に必死でぶつかっていく。その度に彼氏は暴れ、次の日には何故か謝る。これが何日も続いていた。

最終的に、その矛先が子供に向かいそうだと危険を感じ警察を呼んだ。


彼女の家に行くと、警察が事情聴取をし、彼女と彼氏は顔を合わせること無く、彼が家を出て行った。

彼は私の心友の会社に務めて始めたばかりとあって、そこの会社のご好意で3階に身を寄せることになる。

警察からは、2人で会わないで下さいと。あとは何故か責任者になった私と心友が間に入るなら会っても良いと。


しかし、蓋を開けると、会ってはいないが、電話やLINEで毎日繋がっていた。

もちろん彼は反省などしていない。むしろ、警察を呼んだお前が悪いとまで責めていた。早く家に戻せとも言っていた。

二人で話し合うなら私は必要ないのでは?と思いつつも警察との約束もあるから、とりあえず2人を会わせることに。

そこで、約束事を立て、みんなの署名、捺印を貰い誓を立てた。その中で、過去の話を一切せず、前に進むためのお互いの直して欲しい所を書き出したが、彼は何も無いと言った。

お金の返済計画、直して欲しいところ、今後揉めた時の対応方法など、細かく2人が納得してるのを確認しながら進めたが、全く意味もなく、話し合いの1週間後には彼女は憔悴していた。


そこで、初めてサイコパスなのでは?と気付いたのだ。

彼女はもう別れたくて仕方がなくなっていた。友達としてどうにか助けてあげたい。

今までは彼をどうにか修正させながら進ませる方を優先してきたが、サイコパスはそんな事通用しない。

分かった振り、聞いてる振りが得意で、自分を否定するような事は聞き入れないからだ。


色々なサイトを見て、彼女達が別れるための作戦を立てることにした。

彼の気持ちを踏みにじることなく、納得させ、彼の口から別れを切り出す為に、彼女に悪役を演じてもらうことにした。


決戦の日、私は彼女に対して彼が思いやりを持って接しているのにそれに応えようともしない、このまま付き合っても子供たちが一緒に暮らすのを拒んでいる、唯一応援してくれてたお兄さんも彼を嫌がっている、先の未来は光すらないこと。

彼がこの先彼女に使う時間は無駄でしかないこと。彼のことを思うと心が苦しくなるくらい可哀想で見てられない。とまで彼を立て、彼女を批判し続けた。


3時間という長い戦いの末、彼は自分の口から別れを切り出したが、最後の最後まで友達でいても良いかとすがってきた。

もちろんそんなこと許すわけない。

彼女から完全に彼を離さない限り、また彼女は彼の圧力に負けて戻って同じことを繰り返してしまうから。


そうして、無事に別れることになった2人。

お互いの連絡先も目の前で消してもらって終了。

彼女はその日の夜は彼が何かしてくるのではないかと不安で寝れなかったらしいが、次の日から一応普通の生活を送り出した。


人のカップルの仲裁とか私がしていいのもではないと思いつつも、困っている友人を見捨てれるほど強くないので今回は頼まれていたという事もあり首を突っ込んだが、もうこんな経験はしたくない。と、心に誓った出来事だった。